腰痛と病気の関係について

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腰が痛いのと内臓がおかしいのは原因が同じ?

・関連痛の考え方
腰痛で悩まれている方は大変多く、痛みに対して悩み不快感の強さは大変なことであると思います。しかしながらそれよりも我々が心配するのはその痛みは様々な病気にも繋がるという事です。
よく関連痛という用語が出てきます。その痛みは実は内臓から来ているかも知れませんからほっておいてはイケません!!というものですね
例えば心臓に何かしら起こっている人は、脳の勘違いにより脳の中でその近くの分野に痛みが現れる事がある。とこう言うものです。

ところが背骨コンディショニングの神経けん引理論から言えば、そもそも背骨が歪む事でその症状が起こるのであれば、その神経の出口に関連する神経は両方とも神経が異常を起こしてもおかしく無いのでは無いのか?という事です。

そして、腰痛は痛くて大変つらい症状ですが、それよりも怖いのは内臓の病気です。今は痛くなくても命に関わる事になる可能性があると言うことです。腰が痛い人はここも充分に注意する必要があります。痛みはカラダのサイン(緊急信号)ですので少し痛いくらいとほっておかずにそのサインが何を意味するものなのか?耳を傾けてあげて自らのカラダを整えてあげてください。

 

神経の基礎知識

神経について基礎的な部分を解説します。

人間の細胞の数は以前は60兆個と言われていましたが最近の研究で37兆個程度が妥当ではないかとされたそうです。

そんなに違ってるのか!と思うかも知れませんが何しろ凄い数なのでいちいち数える方法もないくらい多いということですね

よく考えればひとつひとつの細胞が勝手に働いたり、逆に働かなかったら大変ですよね。
ひとかたまりのカラダとして機能するには、これらがしっかりを連携し合いながら保つというのはとても重要なことですよね!

神経は体中に巡らされていて、素早い情報伝達の機能を果たしています。

神経系は脳と脊髄からなる中枢神経系と、それら中枢神経と末梢の組織や臓器をつなぐ脳神経と脊髄神経からなる末梢神経系に分類されています。


 神経の機能的分類

 背骨コンディショニングでは主に末梢神経に焦点を当てているわけですが、この末梢神経は役割で分類をすると「体性神経」「自律神経」に分かれています。

  

「体性神経」はさらにカラダの痛みなどを伝える「知覚神経」と動きを司令する「運動神経」という機能があります。

一方「自律神経」は「交感神経」と「副交感神経」でバランスを取りながら内臓や血管などに代表される生命維持の機能を調整します。

そして「自律神経」と「体性神経」とはざっくりわかりやすく言うとこんな風に繋がっています。
脊髄と脊髄神経の模式図
両方とも背骨から出ているので背骨の歪みから神経が引っ張られるということは双方の神経に影響を及ぼすと考えられます。

背骨が歪むと病気になるというのもぱっと聞くと飛躍しすぎであると感じると思いますが、そんなに飛躍しすぎた話でもないと言うことが理解って頂ければ幸いです。

 

 

腰痛と自律神経の関係

背骨コンディショニングの指導を行っていると、腰痛の方にはほぼ全員に腰椎4・5番と仙骨に歪みが見うけられます。

背骨コンディショニングではこれら歪みにより神経がけん引され「体性神経」に神経伝導の異常が見られる場合、腰のコリ・ハリ、痛みや痺れや麻痺といった症状が起きると捉えています。

そこで注目したいのは前章でお話しした通り自律神経も体性神経と同様に背骨から出ていると言う事です。

つまり、カラダに痛みやコリが起きているとき、同様に自律神経も、けん引され神経の異常を起こしていると考えられるのです。
仙骨や腰椎から出ている自律神経は代表的なものとして小腸・大腸・直腸に対する神経です。
大腸の働きを一例に上げると

大腸での働きは、便を形成することにあります。大腸では、小腸で消化・吸収が済んだ内容物の残りから水分を抜き取り、便を作ります。

この内容物は、小腸から大腸に送られてきた時点ではまだドロドロの状態です。内容物は上行結腸でやや長くとどまるので、水分の大半は上行結腸で吸収されます。

横行結腸から下行結腸へと進む間にさらに水分が吸収され、下行結腸ではほぼ通常の便の性状になります。

その後、便はS状結腸に一時とどまり蠕動運動によって少しずつ直腸に降りてきます。そして直腸に便がたまり、内圧がおよそ30mmHgを超えると、その情報が仙骨の排便中枢に伝えられ排便反射が起きます。

排便反射は副交感神経によって促進され、交感神経によって抑制されます。

この大腸の働きが正常でなくなると水分コントロールが上手く行かなくなり慢性の便秘や下痢を引き起こすことがあるようです。

また、仙骨による排便中枢の働きがバランスを崩すと排便反射が起きなくなり便がでなくなるという場合もあります

それらは腰の痛みと決して無縁ではなくむしろ腰の痛みがその状態を知らせてくれているサインであると考えられないでしょうか?

 

ギックリ腰がとともにお腹の調子も良くなった

あるとき、ギックリ腰になった、お客様が見えられました。

2日前に重いものを運ぼうとして、仙骨と腰椎5番が大きく歪んでしまったことが原因でした。

日頃は常に快便だったにもかかわらず、ひどい便秘になってしまい丸2日間はお通じが来ていないとのことでした。

腰痛を取り除く為に仙骨と腰椎を中心に体操と施術を行っていく中でギックリ腰の痛みが引いていくのと同時に、ゴロゴロと腸が動く音が聞こえてきました。

施術後すぐにお手洗いに向かわれ、スッキリした表情で戻って
こられました。実際に背骨コンディショニングを体験された方の中には、体操や施術中に腸がゴロゴロと動く体験をされた方も少なくないのではないでしょうか?

腰痛がなかったとしても腸の働きが良くないと感じる方は背骨コンディショニングの腰痛の体操をしてみてください。
体の機能を根本的に整える体操ですから

腰痛に関係するのは腸だけではない

さて、腰痛と腸の関係について少しお話をさせて頂きましたが
腰痛はもっと他の場所にも影響を及ぼします。
大腸への影響は特徴的なもののひとつですが


ぼうこう
腎臓
生殖器
副腎
なども腰痛と関連する臓器です

例えば生理不順と腰痛はとても関連が深く仙骨の状態によってその両方に症状が出ることは経験上良く遭遇します。

そして同じ臓器に起こるもっと深刻な病気にも関連があるのではないかと考えています。

それは、人間にはホメオスタシス(恒常性)を保つ機能が元来備わっていて、その機能が上手く働いていて上手く調整が取れていれば問題を起こしにくいのですが

何かが原因でホメオスタシスが保てなくなる事で病気が引き起こされる

その原因の全てではないが背骨が歪むことにより神経の伝導異常が少なからず影響を及ぼしているということ

そしてそれが机上の空論でなく、実際に現場で事実として起こっている以上それは確信に近いものです

背骨コンディショニングは病気に対して直接治療をするのでは無く治療をするのは自分のカラダ自身

その自分のカラダが本来持っているはずの自分のカラダを保つと言うことが出来なくなっている原因を取り除くと言うこと

これが背骨コンディショニングです

 

オススメの体操

さて今回のシリーズでお伝えした症状の予防や対策におすすめ体操は仙骨と腰椎を整える為のゆるめ・矯正・筋トレ

足回し

上体倒し

仙骨枕仙骨矯正

仙骨枕ゆりかご

バックキック

 

ぜひご自分の日々の体操として取り入れてください

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