自律神経失調症、さまざまな症状に苦しんでおられる方
そして診断が着くほどでは無くても同様の症状に悩まされているという方まで、まずは背骨をご自分で整える事をしてみてください。背骨コンディショニングでもっとも試してみて欲しい症状のひとつです。
まずは、背骨をご自分で整える事とそれら症状がなぜ関連するのか?そして具体的に何をすべきなのかを解説していきたいと思います。
それがいかに背骨の歪みと関連しているのか?実際の体操を通じ、明るい光を感じて頂ければと思います。
われわれ背骨コンディショニングの指導者としてもとにかくご自分の身体でもっとも試してみて欲しい症状のひとつです。
どのような症状ですか?
めまい、冷や汗が出る、体の一部が震える、緊張するようなところではないのに動悸が起こる、血圧が激しく上下する、急に立ち上がるときに立ち眩みが起こる、朝起きられない、耳鳴りがする、吐き気、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感、不眠症、生理不順、味覚障害といった身体症状から、人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、被害妄想、鬱状態など精神的な症状が現れることも多い。
自律神経失調症には様々な症状があり、病態は人それぞれの為、判断しにくい。どの症状がどれだけ強いのか弱いのかは患者それぞれである。患者によっては、その他の症状はあまり強く現れないにもかかわらず、ある特定の症状のみが強く表れる場合もあり、症状はきわめて多岐に亘る。(wikipediaより)
どれくらいの人がなるの?
平成13年の時点で診断を受けた人の数は約64万人とされていますが、実際に同じような症状で悩んでおられる方はその10倍600万人はいると言われています。
しかし、それ以外にも自律神経失調症と別の症状としてカテゴライズされているが実は自律神経の問題であるだろうという症状も加味すると数はさらに多く内臓の調子が悪いものや身体の調整が整わないもののほぼ全てに関係しているのではないかと思います。
自律神経とは?
まず、神経はその機能から分けて体性神経と自律神経に分かれます。体性神経は運動神経と知覚神経に分かれ、筋肉に司令を送ったり感覚を中枢に伝えたりする役割を持っています。一方で自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、内臓に代表されるような意識下でコントロールできないような器官の調整を行っています。
主に交感神経はサバンナで猛獣に出会った時の様にと比喩されるように戦闘状態や逃避行動を取ろうとする時に活発に働き、逆に副交感神経はリラックスしている時に活発に働く。それらのバランスを取りながら各器官の活性度合いを調整している神経である。
一般的(西洋医学的)な自律神経の解釈
生活リズムの乱れ・過度なストレス・ストレスに弱い体質・ストレスに弱い性格・環境の変化
・女性ホルモンの影響などの要因により、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてさまざまな症状を引き起こすとされています。内科的外科的な検査では診断がつかないものを自律神経失調症とする。原因は多岐に渡る為これといって原因を特定する事は難しく薬物療法、自律神経訓練法などによるコントロール、カウンセリングによる心理療法、マッサージや鍼灸による理学療法、アロマや音楽療法による五感療法、自己管理によるライフスタイルの見直しなどが治療法の代表例としてあげられる。
背骨コンディショニングでは
「どこの自律神経が失調を起こしているのか?」
自律神経も他の神経と同様に中枢神経から枝分かれして身体の各所に分布をしています。
痛みやコリが背骨の歪みと関連しているのと同様、自律神経もその出口の背骨の歪みと関係しています。
中でも首の背骨の一番上からは頭・目・耳・喉・胃腸をはじめとする消化器官全般、血圧etc.に関係します。
そのなかで、副交感神経の親玉ともいうべき存在の「迷走神経」が上手く働けなくなると症状はさらに広範囲に及びます。
また仙骨からも副交感神経が出ており、仙骨が歪んでいると生殖器等などに影響がでてきます。
一方、交感神経は主に胸椎・腰椎から出て各内臓に対して分布をしています。
ですので背中の真ん中あたりの背骨が歪むと胃の調子が悪くなったり、背中の上の方の背骨が歪むと気管支に影響が出たりします。
また首の下の方に星状神経節という交感神経の束がありここに異常が起こると交感神経系で伝導異常を起こしあらゆる症状が起こります。
また、交感神経と副交感神経は対になってバランスを取り合っているのでどちらが伝導異常を起こしてもバランスがおかしくなるようです。
これらは自律神経に起こる問題と背骨の関係ですが
自律神経失調症も他の神経同様、背骨の歪みによる影響を受けて伝導異常を起こすのではないか?
そして、実際にその背骨が整ってくるとともに症状が収まって来るという事例をずっと見てきています。
それを
一括りで全てストレスのせいです!ということも逆にかなり無理があるのではないかと考えています。
自律神経がストレスの影響を他の神経よりも強く受けるという事はあるものの
神経が引っ張られている事による影響もかなりの割合で影響していると言わざるを得ません。
つまり、自律神経が失調を起こしているとはどこを走っているどの自律神経が失調を起こしているのですか?という事なのです。
自律神経の整え方
具体的な体操については後ほどお話するとして、自律神経がストレスから来ているとした場合には、ストレスをなくしましょうってなるんですけど。実際にそんな事、現実的ではないですよね?
ちょっとリラックスする時間を取った程度では根本的にそんなに大きく変わらないので、今のストレスフルな状態を根こそぎ
なくそうと思えば、失うものが大きすぎませんか?
それなら体操からはじめてはどうでしょう?
その対ストレス性の低下が、もし首の骨を整える体操で改善されるとすれば・・・手軽で副作用もないおまけに同時に不快な首こり肩こりもいっぺんに取れるとなればやらない手は無いですよね?
しかも、体に特殊な何かを足すのでは無くて、背骨が歪んでいるのを本来の位置に戻すだけという、こんなにシンプルな方法ですが、実際に起こる変化は「そもそもこれが原因で起こっているとしか考えられない」程に顕著です。ぜひ困っている人にこそ試して欲しいと思います。
実際の事例
60代女性Aさんの場合
いわゆる自律神経失調症というより、もうとにかくあちこちが調子わるかったんです。腰はヘルニアに脊椎分離症とすべり症で脊柱管狭窄症とも診断されて腰は痛いは膝は痛い。
めまい毎月必ず2〜3回起こし、普段から夜は寝つけない。
冷え性がひどくて、夏は特に要注意!意外と冷房で冷える機会が多くて防寒用の温かい下着は欠かせない。しかも、一般のものでは私には寒すぎて用を足さないので登山家が冬山に登る時に使うような本格的なアンダーウエアーが必要といった状態。
背骨を整えるといいらしいわよとお友達に誘われて半信半疑で(ごめんなさい)背骨コンディショニングの施術を体験。
そしたら腰のところの背骨と首のところの背骨が大きくずれていて背中も丸いって「先生、全部悪いですね!?」
と言ったら笑って。はい、全部悪いですねだって。
そして、ここの神経とここの神経押して痛くないですか?
イテテテ〜痛いですよそんな所押したら誰でも痛いですよ!
でも右と左で痛み違わないですか?ホントだ左は飛び上がる程痛いのに右はそうでもない・・・
誰でも痛いところを押していると仮定したら、両方痛くないと変ですよね〜これは神経の過敏さが右と左で違うからですよって妙に納得
それから、ゆるめる体操をしっかりやって再度施術!あーはじめての感覚コキコキって音を立てて背骨が動いてるのが分かるはじめは先生の手がなってるのかと思うくらいコキコキ音がしてびっくりしました。でもしばらく落ち着いて感じていると確かに私の骨が動いていく感じです。
しばらくすると、カラダがほわ~っと暖かくなって正に血が流れだした感じ・・・
何度か通っていいたら、今では冷えは解消されてほとんど出ません。もう登山家用の下着はやめましたっていうかそんなのはいてたら暑くて(笑)。
同時にめまいもここの所全くおきていませんし、夜もぐっすり寝られます。
正直もう治らないんじゃないかって思ってました、だって病院に行ってもハイって薬出されて、特に効いた感じしなかったしマッサージに行っても針に行っても少しの間だけ良くなってもまたすぐに元のガチガチに戻ってました。
こんなにカラダが軽くなるなんてホント嘘みたいです。
先生に伝えると「こっちが普通で今までが間違い」でこの普通の状態をキープできる様にゆるめと筋トレ!
ハイ!おっしゃられる事実感してます、結局は自分で治すんですよって言葉も今では身にしみてわかります。
体操、毎日やってますよ!筋トレも週2回!これをやれば前の状態に戻らないと思えば頑張れます!
自律神経を整える体操
ここでは自律神経失調症で特に関連が深いと思われる背骨を整える方法をお伝えします。
その中でも
代表的なセルフ矯正(自分で背骨の矯正)を
まとめてご紹介します。
頚椎のセルフ矯正
頚椎7番のセルフ矯正
仙骨のセルフ矯正
もちろん前項でお話した通り問題箇所の「ゆるめの体操」と「筋トレ」も同等に重要です!
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